ビクトリア周辺(グレーター・ビクトリア)と北側のカウチン・バレーには、歴史のある私立校(インディペンデントスクール)がいくつもあり、7・8・9年生から入れるボーディングスクール(寮制学校)もあります。このページでは、公立校(学区)との違い、一般的な出願の流れ、そして主な私立校の2026–27年度の留学生向け学費を比較してご紹介します。学校選びや出願準備のご相談は、ハロービクトリアがお手伝いします。
私立校と公立校(学区)の違い
BC州の公立校は学区(School District)が運営しています。グレーター・ビクトリアでは学区61(Greater Victoria)、学区62(Sooke)、学区63(Saanich)の3つです。公立校留学の場合、授業料は学区に支払い、生徒は学区が認定したホームステイか保護者と暮らし、通う学校は住む場所などをもとに学区が決めるのが一般的です。詳しくは公立校留学ガイド(学区61・62・63)をご覧ください。
私立校はそれぞれ独立した組織で、出願方法・カリキュラム・学費を各校が独自に決めています。公立校と比べると、一般的に次のような違いがあります。
- 選抜制の入学審査:成績表、推薦状、学力評価やテスト、面接で審査します。人気の入学学年は定員が限られることがあります。
- 学費が高い:下記の学校の留学生向け年間学費は、通学生で約$40,000(カナダドル)から、ボーディングでは$100,000を超える学校もあります。
- 特色あるプログラム:AP(Advanced Placement)科目を置く学校、IB(国際バカロレア)の学校があり、スポーツ・芸術・アウトドアのプログラムも充実している学校が多いです。
- 寮(ボーディング):監督・食事・週末アクティビティ付きのキャンパス内寮があり、保護者の同伴やホームステイなしで単身留学ができます。
私立校が公立校より自動的に「合う」わけではありません。お子さまの性格、英語力、高校卒業後の目標、ご家庭の予算のほうが大切なことが多いです。
通学生(デイ)と寮生(ボーディング)
通学生(Day students)は授業や活動のあと毎日帰宅するため、保護者・親戚と暮らすか、ホームステイが必要です(親子留学の滞在方法もご参照ください)。留学生の通学枠を制限している学校もあり、たとえばBrentwood College Schoolは、通学生の出願者は地元に定住するカナダ市民であることとしています。
寮生(Boarding students)は学校の寮で暮らします。ボーディング費用には通常、授業料・滞在費・食費が含まれるため、通学生の授業料を別に足す必要はありません。制服、英語サポート、保険、登録料、任意の旅行などは通常、別途かかります。
寮に入れる学年
| 学校 | ボーディング学年(公表どおり) | 通学生の学年 |
|---|---|---|
| St. Michaels University School(SMUS) | 9–12年生 | JK–12年生 |
| St. Margaret’s School(女子校) | 7–12年生 | JK–12年生 |
| Glenlyon Norfolk School(GNS) | Family Boarding 9–12年生/Gryphon Boarding 8–12年生 | Pre-K–12年生 |
| Shawnigan Lake School | 新入寮生は8–11年生(12年生は事前に学校へ問い合わせ) | 新入通学生は8–10年生 |
| Brentwood College School | 8–12年生の学校 | 通学枠は主に8年生で、地元のカナダ市民向け |
2026年10月7日確認(GNSの学年は学校の学費案内の公表内容、2026年9月8日確認)· 出典:smus.ca、stmarg.ca、shawnigan.ca、brentwood.ca、mygns.ca
出願の一般的な流れ
手続きは学校ごとに異なりますが、多くは次のような流れです。
- 情報収集・見学:学校を比較し、オンラインまたは現地の見学に参加して、入学担当(Admissions)に問い合わせます。留学生の家庭に出願前の連絡を求める学校もあります。
- オンライン出願と出願料:各校のポータルから出願します。下記の学校の出願料は$250〜$300です。SMUSなど一部の学校は、多くの私立校で使われる共通出願システムSAO(Standard Application Online)も受け付けています。
- 書類:通常、前年度と今年度の成績表、教員の推薦状1通以上(Brentwoodは個人的な推薦状も必要)、パスポートと出生証明書のコピーです。英語以外の書類は翻訳が必要な場合があります。
- 学力評価・テスト:学校によって異なります。Brentwoodは短い適性テストを行い、代わりにSSAT(Secondary School Admission Test)のスコアも受け付けます。St. Margaret’sは同校の教員による評価を行います。英語を別に評価したり、英語テストのスコアを求めたりする学校もあるため、受け付けるテストとスコアの要否を各校に確認しましょう。
- 面接:通常は生徒本人、多くの場合は保護者も、キャンパスまたはビデオ通話で行います。
- 合否と入学手続き:合格の場合、学校の期限までに返金不可の登録料や授業料デポジットを支払い、席を確保します。
- 就学許可証・カストディアン・渡航準備:保護者なしでカナダに留学する未成年の生徒には、通常カストディアン(法的な後見人:Custodian)が必要で、就学許可証の申請にはカストディアンシップ宣誓書が含まれるのが一般的です。ボーディングスクールが独自の案内を用意していることもあります。そのあと就学許可証、渡航、保険、到着の準備に進みます(ビザ(eTA・就学許可証)もご参照ください)。
スケジュールの目安
- 早めの準備:9月入学の場合、12〜18か月前から情報収集を始め、入学前年の秋〜冬に出願するご家庭が多いです。
- 随時募集と締切:Shawnigan Lake Schoolはボーディングの出願を随時受け付け、合格通知の多くは10月〜5月に送られます。通学生の出願は入学前年の11月1日締切です。St. Margaret’sは一年を通じて出願を受け付けています。Brentwoodは2026–27年度の留学生からの需要が高いとして、出願前に入学担当へ連絡するよう求めています。
- 支払い期限:デポジットや授業料は入学の数か月前に期限が来ることがあります。たとえばBrentwoodの留学生ボーディング費用は5月15日までに全額支払いです。
- 就学許可証の時間:合格後、就学許可証の申請や必要な健康診断・生体認証(バイオメトリクス)のための時間を十分に確保してください。
2026年10月7日確認 · 出典:Brentwood – Application process、Shawnigan – Admissions FAQ、St. Margaret’s – Admissions、SMUS – Apply for boarding
2026–27年度 留学生の学費比較
留学生向けの年間費用(カナダドル)です。ボーディング費用には授業料が含まれます。新入生の一時費用は上乗せでかかるため、別の列に記載しています。
| 学校 | 年度 | 留学生ボーディング | 留学生通学 | 含まれるもの(学校の記載) | 追加・一時費用(新入生) |
|---|---|---|---|---|---|
| SMUS(ビクトリア) | 2026–27 | $101,290(カナダドル、9–12年生) | $59,140(K–12年生) | 授業・教科書(10か月)、チーム・クラブの移動。ボーディングはキャンパス内の宿泊・食事・24時間の看護ケアを含む | 英語学習(ELL)追加料金 $11,000(9–10年生)または $5,000(11–12年生)、出願料 $300、ボーディング登録料 $3,750、留学生ボーディングデポジット $10,500(授業料から差し引き)。学校は制服・旅行・活動費として月$500〜$1,000の予算を目安に挙げています(ボーディング)。 |
| St. Margaret’s School(ビクトリア、女子校) | 2026–27 | $88,059(7–12年生) | $40,021(K–4)、$41,237(5–8)、$45,214(9–12) | 授業料、教科書、チーム・クラブの移動。ボーディングは食事・洗濯・宿泊・インターネット・監督・ヘルスセンターを含む | 出願料 $250、登録料 $5,500(ボーディング)または $2,500(通学)。制服、医療費、個人的な支出、任意の旅行は含まれません。 |
| Glenlyon Norfolk School(ビクトリア) | 2026–27 | Family Boarding $66,300(9–12年生)、Gryphon Boarding $90,200(8–12年生) | $45,705(Junior)、$46,850(Middle)、$48,400(Senior) | ボーディング費用に授業料と寮費を含む | ボーディングのオリエンテーション(HeadStart)、保険、登録料などは学校の請求書でご確認ください。GNS公式の学費ページの公表額(2026年9月8日確認)。2026年10月7日にはページを再確認できませんでした。 |
| Brentwood College School(ミルベイ) | 2027–28(学校の現行の表) | $105,000 | 通学枠は地元のカナダ市民のみ($40,700) | 学費ページに内訳の記載なし | 新入生デポジット $25,000(うち$11,000は返金不可)、登録料 $5,000、諸経費デポジット $2,500、出願料 $300。学校のページには2027–28年度の表のみ掲載されているため、2026–27年度入学については学校にお問い合わせください。 |
| Shawnigan Lake School(ショーニガン・レイク) | 2026–27 | 未確認 – 学校のTuition & Paymentsページをご覧ください | – | 出願料 $260(Admissions FAQ) | |
2026年10月7日確認(GNS:2026年9月8日確認)· 出典:SMUS boarding fees、SMUS day fees、SMUS application and registration fees、St. Margaret’s tuition and fees、GNS tuition、Brentwood financial information、Shawnigan admissions FAQ
表に含まれていない費用:航空券、医療保険(含まれない場合)、制服、お小遣い、任意の旅行、個別指導(チューター)、カストディアンや現地サポートのサービス。全体の予算はカナダ留学の費用やビクトリアの生活費もあわせてご覧ください。
学校紹介
St. Michaels University School(SMUS)
ビクトリアにある共学のJK–12年生の通学・ボーディング校です。ボーディングは9–12年生で、英語学習(ELL)サポート付きの別コースもあります(追加料金)。シニアスクールでは幅広いAP科目を開講しています。出願はSMUS Admissions PortalまたはSAOから行います。2026–27年度の留学生ボーディングは$101,290、留学生通学は$59,140です。
St. Margaret’s School(SMS)
1908年創立の、ビクトリアにある私立女子校です。通学生はJK–12年生、ボーディングは7–12年生で、キャンパスは22エーカーあります。出願は一年を通じて受け付けており、留学生の家庭はビデオ通話で面接と評価を受けます。2026–27年度の留学生ボーディングは$88,059です。
Glenlyon Norfolk School(GNS)
ビクトリアにある共学のPre-K–12年生のIBワールドスクールで、Beach Drive(低学年)とPemberton Woods(6–12年生)の2つのキャンパスがあります。ボーディングは2種類あり、Family Boarding(ホームステイ型、9–12年生)とGryphon Boarding(学校の寮、8–12年生)で費用が異なります。英語サポートについては出願時に学校へお問い合わせください。
Shawnigan Lake School
ビクトリアの北、カウチン・バレーのショーニガン・レイクにある共学のボーディング・通学校で、対象はおおむね12〜18歳(8–12年生)です。新入寮生は8–11年生を随時受け付けており、12年生の出願希望者はまず入学担当に連絡する必要があります。通学生の出願は8–10年生が対象で、入学前年の11月1日締切です。出願料は$260です。
Shawnigan Lake Schoolは、同じ地域にある小規模なIB校St. John’s Academy Shawnigan Lake(留学生のボーディングを6–12年生で受け入れ)とは別の学校です。名前が似ているため、どちらの学校の情報かご確認ください。
Brentwood College School
ビクトリアの北、ミルベイの海沿いにある共学の大学進学準備型ボーディングスクール(8–12年生)です。AP科目のプログラムがあり、50か国以上から生徒が集まっています。入学審査は推薦状、成績表、短い適性テスト(代わりにSSATスコアも可)と、キャンパスまたはビデオ通話による20〜30分の面接です。出願料は$300です。通学枠は主に8年生で地元のカナダ市民に限られるため、留学生はボーディングで出願します。
カトリック系の私立校
ビクトリアには、St. Patrick’s Elementary School(幼稚園〜7年生)やSt. Andrew’s Regional High School(8–12年生)といったカトリック系の私立校もあります。いずれも通学制の学校で、留学生の受け入れ状況と学費は各校に直接ご確認ください。
2026年10月7日確認(GNSの内容は学校の公表内容、2026年9月8日確認)· 出典:smus.ca、stmarg.ca、shawnigan.ca、stjohnsacademy.ca、brentwood.ca、stpatrickselem.ca、standrewshigh.ca
ハロービクトリアのサポート
お子さまの年齢・英語力・ご予算に合う学校の候補選び、各校の手順と締切のご説明、書類の準備、面接対策など、学校比較と出願準備をお手伝いします。カストディアンや現地サポートの選択肢、保護者同伴でいらっしゃるご家庭の定住サポート(住まい探し・車など、有料サービス)についてもご案内できます。合否を決めるのは学校であり、入学や就学許可証の取得を保証することはできません。
ハロービクトリアが代理店として出願する学校は、出願サポートの手数料をいただいていません。授業料や学校・政府の費用は別途かかり、授業料は学校へ直接お支払いいただきます。
公立校との比較を検討中の方は公立校留学ガイド、公立校の費用比較(学区61・62・63)、BC州の高校卒業要件もご覧ください。
よくある質問
ボーディング費用に授業料は含まれていますか?
はい。上記の学校では、ボーディング費用に授業料・滞在費・食費が含まれています。通学生の授業料を上乗せする必要はありません。ただし登録料、デポジット、英語サポート、制服、保険、任意の旅行などは通常、別途かかります。
SSATや英語テストは必要ですか?
学校によります。BrentwoodはSSATのスコアを独自の適性テストの代わりとして受け付けていますが、他の学校は独自の評価と面接を行います。英語を別に評価する学校もあります。テストを申し込む前に、お子さまの学年と英語力で何が必要か、各校にご確認ください。
9月入学にはいつ出願すればよいですか?
12〜18か月前から情報収集を始め、入学前年の秋〜冬の出願を目安にしてください。人気の学年は早く埋まる学校もあり、デポジットの期限が春に来ることもあります。随時募集の学校では後からでも空きがある場合がありますが、保証はありません。
FREE COUNSELING
ビクトリアの私立校・ボーディングスクール選びをご相談ください
お子さまの学年・英語力・希望の時期をお知らせください。ビクトリア現地のスタッフが日本語でご案内します。
参考にした公式情報
- St. Michaels University School – Admissions(Apply for boarding、Boarding fees、Day fees、Application and registration fees)
- St. Margaret’s School – Admissions、Tuition and fees
- Glenlyon Norfolk School – Tuition(2026年9月8日確認)
- Shawnigan Lake School – Admissions FAQ、Tuition & Payments
- Brentwood College School – Application process、Financial information
- St. John’s Academy Shawnigan Lake – Tuition and fees
- St. Patrick’s Elementary School、St. Andrew’s Regional High School
2026年10月7日確認(GNSは2026年9月8日確認)
